あなたは『ポークたまごおにぎり』を知ってるだろうか?
沖縄のソウルフードの一つで卵焼きとポーク(ランチョンミート)をご飯と海苔で挟んで巻いたものだ。
おにぎらずブームがキッカケでスポットライトを浴び、ポークたまごおにぎり専門店なんてものできている……が、あれが私にとって違和感の塊のお店なのだ。
違うんだよ、ポークたまごおにぎりっていうのは、そんな洒落たものじゃない。
いわゆる「映え」はいらない。
インスタに載せたり、ワイドショーや朝の情報番組で紹介されるようなキラキラ感は全く持って必要ないんだ!!
そう、ポークたまごおにぎりっていうのは、こういうもののコトだよ。
いわゆる「映え」を全力無視のラップぐるぐる巻、具を挟むというより、海苔とご飯がポークと卵焼きを食べてしまってるという感じ。
(けど、大きすぎて食べきれずに横からはみ出している。)
高校の売店だと食べ盛り男子に大人気。特に真っ黒に日焼けした野球部やサッカー部といった運動部の男子が買っていくイメージ。
おにぎりよりも圧倒的に大きくて腹持ちいいヤツ。それが「ポークたまごおにぎり」なんだ。(これはちょっとご飯が少なくてサイズが小さいけど←)
もちろん、バリエーションをもたせるためにツナマヨ入れたり、あんだんすー(油味噌)入れてるものだってある。
だけど、ポークとたまご焼きじゃなくてゴーヤ天ぷらやエビフライを挟む感じ。あれは絶対に無い。そんなのは「俺達の知ってるポークたまごおにぎり」じゃないんだ。。。
いったいどうしてこうなった。もしポークたまごおにぎりが擬人化したら、一緒に飲みにいこうって誘って話を聞きたい。
ポークたまごおにぎりくん……いくら大食漢な男にばかり人気だからといって、サンドウィッチ感覚で具材を追加するなんて。
かわいい女性にモテたいのもわかるよ?でも。そんな無理なイメチェンしなくていいんだよ。と。
BGMがFM OKINAWAやRBC iRADIOになってる弁当屋さんで、おにぎりとミニ弁当の間にいる君こそ、古き良き時間が穏やかに流れる沖縄感の象徴なんだよと。君は君のままでいるのが一番いいんだ。うん。
そして、ポークたまごおにぎりをそそのかすような人達。(いきなりどうした)
……正直、そこまで色々やりたいのであれば沖縄そばでやってほしい。
山盛りのフーチバー(よもぎ)を入れようが、ゆし豆腐をいれようが、炙りソーキ、軟骨ソーキ、骨付きソーキを贅沢に載せようが、麺を太麺にしようが平麺にしようがOK。
麺が日本そばの麺になってるとかでもない限り、ある意味「なんでもアリ」みたいな世界なんだからさ。二郎系沖縄そば、まぜ麺、もう本当になんでもありなのだから。
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