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Skoop On Somebodyが放つ、強さと希望

前回はSkoop On Somebodyの持つ切なさについて5曲書きました。さて、今回は後編です。Skoop On Somebodyの持つ強さについて5曲書きます。


私が音楽に求める物、欲してしまうものの一つが「強さ」です。なぜなら、私自身がそんなに強い人間ではないから。強い心で在りたいだから、前を向いて歩いていたいから。そう思う故に、音楽に強さを請うのかもしれません……特に、このコロナ禍になってからは、そういう事が多いような気がします。


音楽の持っている目には見えないもの、心に働きかける、言葉や文字には表せないなにか。

それを、Skoop On Somebodyの歌詞やサウンドはとってもいっぱい持ってる。

向かい風が強く吹こうとも、行く先が真っ暗でなんにも見えなくても、頑張ろうという気持ちになれる。勇気や希望の糧となる強さに、とても救われています。


そんな、自分語りもろもろは切り上げて、後編いきましょう。




1曲目:Eternal Sunshine

まず、壮大なサウンドに心を奮い立たされるものがある。ずしっと響くビート、低音のストリングス、その上に乗る打楽器っぽい鍵盤。TAKEさんのしなやかな強さがある歌声、勢いの付け方にグッときます。特にサビの手前のワンフレーズが好き(直球)

君が笑えば,I feel alive もう決して明日に迷わないSunshine,Sunshine,,,is you,,,

(作詞:Yalla family,S.O.S 作曲・編曲:HUM from"Nice'n Slow Jam 15years Limited")


そして、この歌詞。率直に言ってすごく綺麗。


I feel alive.生きてる感じがする。


君が笑えば生きてる感じがするんだ。その言葉に痺れる。

笑顔の持ってる魔法……迷いを打ち消す、眩しい笑顔のチカラを感じます。




2曲目:Going

「悔やんだことなんて一度もない」なんて言い切れる人はきっといない 新しい一歩を踏み出すとき 今も逃げ出したいほど怖くなる それでも僕らは昨日に手を振る 明日を生きるために それを希望と呼ぶなら I'm Goin' My Way

(作詞:小林夏海、TAKE 作曲:KO-HEY 編曲:Skoop On Somebody from"STAY OR SHINE")


不安に寄り添ってくれる強い歌詞、救われます。


今こうして文章を書いていても「誰にも読んでもらえなかったら……」という不安がとってもあります。常に真っ暗な感じはするけど、それでも書くことが好きだから。頑張って歩いていこうって思えます。

そして、最後のサビの合唱。Skoop On Somebodyに出会って「合唱の、人の歌声の持つ力ってすごいなぁ……」と、思うようになりました。

クワイアさん達の声の包み込む感じと、TAKEさんの声の優しく、たくましい感じ。しんどいときや不安なときに聴くと、言葉じゃ言い表せないものがめちゃめちゃきます。


……ちなみに、Skoop On Somebodyのレギュラーラジオ(倶楽部SOS)で「STAY OR SHINEはアナログテープをかき集めてレコーディングした」という話をしていました。故に、収録されてるこの曲も音がすごく優しいです。






3曲目:S・O・S

もう孤独に怯えたり 過去に背を向けたりしない 受け止めたこのメッセージ 込めて放つメロディー

(作詞・作曲・編曲:S.O.S. from:"SKOOP ON SOMEBODY")


この歌詞、めちゃめちゃ刺さるんですよね。私の場合は過去というより背を向けたくなる境遇で、孤独とも隣り合わせだったので。この曲に出会ったときには既にそれを乗り越えてたとはいえ、刺さりました。(さっきから自分語りが続いてすみません;;)


ちなみに、この曲イントロだったり"hey!"って4回聴こえますが、左、左前、右前、右で聴こえてくる場所、全て違うんです。知らなかった人、今すぐ再生してチェックしてください。

あと、この曲非常に音が綺麗な音で録れてる……と、いえばいいのかな。音の跳ね返る感じが綺麗。楽器の鳴りや歌声がめちゃめちゃ気持ちいい。音場(音の聴こえる空間)が広いヘッドホンで聴くとわかりやすいと思う。

そして……終盤自由に歌ってるTAKEさん、ストレートに言いますが、超かっこいいです!



4曲目:抱きしめて

僕たちは歩き続ける果てしのない道なき道をつまづいても立ち上がり「大丈夫」そう言い聞かせて

(作詞・作曲:TAKE 編曲:松浦晃久 from"HELLO MELLOW")


どんなに不安なことがあっても、怖いことがあったとしても、「大丈夫」って自分自身に言い聞かせる。それが大切だと、このフレーズが教えてくれた。


あと、なにより、これは以前も書いたんですが、熱のある歌声がすごいんですよね。とにかく。優しさを情熱を兼ね合わせたラブソングだけど、その言葉と歌声には、誰かを思う気持ちには揺るがない強さがあると、聴いてて感じます。そして、それにはとても勇気をもらえる。あの人ぐらい、揺るぐことない強い心を持っていたい。だから、弱いままじゃだめだな……と思ってしまう。


なんだろう……聴いていると、熱に感化される一曲。サウンドもドラムの熱感とか、かっこいいです。





5曲目:Everlasting Love

最も強さをもらえるのはこの曲です。個人的にSKOOPの頃のバージョンの一生懸命な感じが一番好き。優しさや思いやりの心に満ちていて、聴いてる人の背中を前にぐっと強く押したり、しんどいときにはしっかりと支える力を持っている曲。

それが、Everlasting Loveじゃないかなって思います。


歌詞は後半の全英語歌詞のReprise全て。この部分だけスマホにメモってます。覚えているけど、お守りみたいにスマホの中に置いてます。

……まるっと引用すると長すぎるので、特に刺さる部分だけ紹介。


keep going on(you will be strong) don't give up your hopes & dreams forever more(forever)

(作詞・作曲・編曲:SKOOP from"Mood 4 Luv")


この歌詞、希望そのものですよね。そして、TAKEさんのピュアな感情とほとばしるものは、もはや常識を超えたなにかになり、このフレーズの後に完全に解き放たれて、なにかが降りてます。歌声が神秘的なものをまとってる。

それが、ドラム、ピアノに乗ってクワイアさん達と合さって、完全に一体感が出る。鳥肌とかそんなの通り越してますよ。全てがすごくて、とっても、非常に一生懸命な感じが伝わります。だからとにかく、励まされる。


言うならば、emotional(語彙力が跡形もなくぶっ飛んだ)



 

以上の5曲ですが……もうちょっとだけ、伝えたいことがあります。



Skoop On Somebodyの25年間は、ずっと光が当たっている、華やかでキラキラしたものではありません。前途多難、崖っぷちもあったり、紆余曲折の25年間です。

だからこそ、華やかでキラキラとした世界で過ごす人達と比べ、とてもたくましい。そう思える勇気や希望に繋がる眩しい光を放っている。それが魅力じゃないかなと、私は思います。Skoop On Somebody25周年、本当におめでとうございます。



そして、前後編に渡るこの長文にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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