はじめに。今回の記事はVOZレーベル主宰者である堀克己さんのブログ「VOZlog」の「音楽とファンベース」という記事を読んで思ったことを書きました。事前に一読お願いします。
話題のアニメとタイアップした人気アーティストだけが美味しいところ(?)を全部持っていっているシーンを横目で見ながら
堀さんの「音楽とファンベース」の冒頭はこう書かれているが、同じようなことを私も思っていた。
一昔前のEDMが流行った頃と比べて、昨今のJ-POPシーンはすごく面白くなってきているのに、人気アーティストが強過ぎる。そこだけがとても腑に落ちない。
では、歌や楽曲、演奏が魅力的なアーティストたちは今後どうすればいいのか。
音楽ライター志望の私が真剣に考えてみて思ったのは、堀さんの言う「ファンの熱」にくわえて「身近さ」も大切にするべきということだ。
まずは、堀さんのブログでも取り上げられていた「ファンの熱」について。
熱のあるファンは、YouTubeの高評価やいいねボタンだけで終わらず、感想もきちんと伝えて拡散も行い、誰かがアーティストについて触れてないか定期的に調べて、触れてるだけでもいいねをしたりなんらかの反応する。
その全てが、新たなファンを作るきっかけになるかもしれないからだ。アーティストにとって力強い味方なのは間違いない。
昨日、堀さんの記事で「熱のあるファン」として紹介されたNeighbors Complainの日替わり配信ライブを17で観た。
とても賑やかで素敵なライブで、配信が終わったあとも、ファンの方からリプライ等があったり「熱」の感じがすごかった。
いち音楽好きとして、Neighbors Complainもファンも非常に魅力的だとも思いました。
アーティストの熱もファンの熱も高いと、自然と応援したくなると私は思いますが……これを読んでるあなたはどう思いますか?
(※Neighbors Complainの17での配信ライブは6月から頻度が落ち、7月末終了しますが観たことが無い人はこちらからぜひ)
そして、2つ目の「身近さ」は何故必要なのか。
今は、誰でも気軽に生発信ができる時代。それはもちろんアーティストにとっても同じだ。
だが、なにもライブや音楽に関する事だけが生配信じゃない。目的のない気軽なおしゃべりをするだけでもいい。
いつもはステージにいて距離感を感じるはずなのに、画面のすぐ向こう側にいて、見ている人のコメントに反応して答えてくれる。そういったラジオに近い雑談配信は、親近感を感じて嬉しいのだ。
また、生配信以外にもファンがアーティストに親近感を感じることができるものがある。誰でも使うことができるSNSだ。
先日、美容室に行った際に女性美容師さんと
『好きなアーティストが自撮りせずに、マックのコーヒーと手だけの写真をInstagramに投稿して「久しぶりにマックのコーヒー飲んでる。」と書いたらマック行くよね?』
から始まり、1時間近く話が盛り上がった。そこで出た「これだけでも嬉しい」と思う投稿をいくつか紹介したい。
・おはよう。今日は少し暑いね。
・家で大好きなスイーツを食べている。
・先週のオフに気になってた映画を観てきた。
・休憩中。なにの仕事とはまだ言えないが、もう少し頑張りたいので、力をください。
そんな、何気ない日常が垣間見える投稿だけでも、ファンはアーティストに対して親近感を感じるのだ。
特に、最後にあげた「力をください」なんて言われたら、先程取り上げた「熱のあるファン」はすぐにメッセージを送るだろう。
これは、写真無しの文字だけでも言えることだが……もちろん、アーティストの写真や自撮りがある方が嬉しさは倍増するけどね。
まとめ。
アーティストとファンの交流が、同じ場所に集まって一つになるイベントやライブだけだと、どれだけ実力があるアーティストでも、枯れていくような気がする。
ライブやイベントで熱を感じて確かめあう事にくわえて、配信やSNSで心の距離を近づけていくことが、非常に重要な時代なのだろう。
今は離れていても「つながる」ことができるから。
おまけ。
私はSkoop On Somebodyが好きですが、堀さんの記事を読んで「ね、ね、ねいばーずこんぷれいんって……あの……Neighbors Complain???」と、内心とても驚いてました。
お名前は知ってはいましたが、一度も音源は聴いてなかったです。
そして、曲を聴いたら心がとろとろに溶かされたので、記事を書きます。ただ、来週から結構なハードスケジュールなので、時間をください……。
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